第20回 仙了川流灯まつり
手づくり灯籠に願いを込めて(前編)
平成28年7月16日(土) 曽比公民館(準備)
主催:仙了川流灯まつり保存会
曽比では、毎年8月16日に
『仙了川流灯まつり』が行なわれている。
願い事を書いた手づくりの灯籠を、
曽比公民館前の新河原庭橋から仙了川に浮かべ、
約700メートルの距離を流すのだ。
灯籠は、まず厚紙で枠を作り、
そこに障子紙を貼り付ける。
そこへスプレーで着色をし、
願い事や名前を墨汁で書く。
保存会のみなさんは準備のためにこの三つの工程を
一ヶ月前の7月16日から始め、
23日、30日の3日をかけて、250個の灯籠を作る。
この日は、初日の枠組みづくりの日。
「内職をしてるみたいだ」と
冗談を言いながらも、
慣れた手つきで次々に枠を積み上げていく。
本番までの準備は残り二回。
ちなみに、二日目(23日)は障子紙貼り、
三日目(30日)に着色と字入れを行うのだが、
三日目は毎年近所の小学生たちも
楽しみにしていて、たくさん集まるそう。
自分たちで色を塗って、
願い事を書いた灯籠を流すのが
子どもたちの夏の思い出になるなんて
最高ではないか。
8月16日の本番に、
子どもたちの願いがこめられた
250個の灯籠の灯りが
川面を照らしながら流れていくのを見るのが、
今から楽しみだ。
特別に最後の工程までつくって見せていただいた。
まず枠は、厚紙で灯籠の骨組みのパーツをつくって組み合わせ、
ホッチキスでとめる。
次に、枠に障子紙をぐるりと貼り付ける。
乾いたらスプレーで着色して、願い事と名前を墨汁で書く。
発砲スチロールの土台にしっかりと接着し、
最後にろうそく置きをつけ完成。
「字はうますぎてもダメ。子どもたちが書いたほうがいいかんじだよ。」
保存会会長の配島克彦さん。
「保存会以外の、近隣の方や小学生なども
手伝いに来てくれるのがうれしいです。」
:おとなりさんvol.10 2016.8.1発行号 掲載記事
(後編へ続く)
平成29年度 第21回 仙了川流灯まつり
8月16日(水)18:40〜19:40時
場所:仙了川 曽比公民館前
お問合せ:仙了川流灯まつり保存会
☎︎ 0465-36-0720(配島)
「仙了川流灯まつり保存会」 メンバー募集中!
『仙了川流灯まつり』は20年前に老人会ではじめ、
10年前に保存会ができ、活動をひきつぎました。
お手伝いいただける方、お若い方も歓迎です。
☎︎ 0465-36-0720(配島)