第1回「あなたの、こころの中のきんじろう」
おかげさまで2周年
そこでちょこっと記念企画を
あなたの、こころの中の
「きんじろう」を見ないで
描いてください。
心機一転してリニューアル創刊してから、
はやいもので丸2年が経ちました。
そこで、ここで小田原人検定とも
言えるような記念企画を開催です!
内容は簡単。
小田原のいろいろな人に
「何も見ずに、郷土の偉人
『二宮金次郎』さんの絵を描いてください」と、
お願いしました。
みなさんはどうでしょう、
目を閉じてみて、
心の中にあなただけのきんじろうさんが
見えるでしょうか。
ちなみに、
下の写真の木彫りのきんじろうさんは、
なんと、
本誌でおなじみ、
清閑亭の渡辺さんの
ひいおじいさんの作品です。
実は、渡辺さんのひいおじいさんは
渡辺暁雲という仏師で、
渡辺さんのお母さんが小学生の頃のある日、
学校の宿題で
二宮金次郎の絵を描いてくるようにという
宿題が出たそうで
(今回の企画にそっくりですね!)、
それを家に帰って祖父に話すと、
「ちょっと待ってろ」と言って、
近くにあった木っ端を手に取り、
何も見ずにものの五分ほどで
彫りあげてしまったそうです。
渡辺暁雲 わたなべ・ぎょううん/渡辺暁雲は、著名な仏師・彫刻家、高村光雲(詩人・高村光太郎の父親)の兄弟子。渡辺暁雲の作品は市内でも観ることができます。左の写真は、おとなりさん 2015年5月号の渡辺さんのコーナーで西海子通り近くにある正恩寺を訪ねた時の写真。本堂向拝(ゴハイ)の虹梁(コウリョウ)にある彫刻が、渡辺暁雲作です。
後ろ姿も完璧で、
これぞ小田原人の鑑ですね。
そして、下の絵は、
実は渡辺さんの作品です。
こちらもディテールまで完璧で、
DNAを感じます。
ひ孫の渡辺さんも、
さすが小田原のまちを愛する、
小田原人の鑑ですね。
みなさんも紙と鉛筆を用意して、
ぜひ、トライしてみてください。
編:(編集部コメント)
NPO理事 男性 40歳
編:POPなきんじろうです。アニメ化って感じですね。村の問題を次々に解決していく、みたいな。
学生 女性 8歳
編:日曜夕方の番組に出てる女の子に激似ですね。お腹のあたりに本が浮いてます。総じてかわいい。
木工業 女性 36歳
編:なぜか、つげ義春『ねじ式』の主人公を思い出しました。浮世離れ感があり、味がありますね。
地方公務員 男性 56歳
編:まあ、シンプル。でも要素はちゃんと入っていますね。なんとなく飛べそう。
主婦 女性 47歳
編:なんとも人が良さそうなきんじろう。雑誌サイズの本ということは『月刊現代農業』でしょうか。
JK 女性 15歳
編:難しい顔で自分の本を読んでいますね。まさかきんじろうファンでコスプレの方でしょうか。
ショップ経営 女性 51歳
編:着物がボロボロすぎるのが気になりますが、美少年。こんなきんじろうだったら人気でそう。
中学生 男性 14歳
編:スタイル抜群ですね!モデルのようです。ニコニコと楽しそう。本は忘れてしまったのでしょうか。
アシスタントアートデレクタ 男性 39歳
編:目力の強いきんじろうです。ジャージ姿の中学生のように見えてきました。遠足かな?
サービス業 女性 41歳
編:Kと入ったキャップをかぶっていますね。そして胸には花が。薪の量が心配なくらい多いです。
自営 男性 36歳
編:大量の薪シリーズ。地図を見てるバックパッカーにも見えますね。
公務員 女性 31歳
編:目に影があり文学少女のようなきんじろうですね。大きなリボンをつけてるように見えますね。
小学3年生 男性 8歳
編:「ながら歩き」が問題になり、最近の金次郎像はこうやって座っているそうです。
小学2年生 男性 7歳
編:薪を集めている絵は、珍しいタイプです。空の丸は月?寝る間も惜しんで働く姿かもしれません。
公務員 男性 32歳
編:銅像シリーズ。作者から「人間じゃなくてもいいんですよね?」ときかれ、「へ?」となりました。
公務員 男性 40歳
編:銅像シリーズ。一瞬お相撲さんに見えるのは、まわしと台のせいでしょうか。
:おとなりさんvol.9 2016.5.1発行号 掲載記事